福島の山を歩く

さい

2010年09月08日 12:23

約1ヶ月ぶりの山、行先は南会津の会津駒ケ岳!
ブログに山の話をアップするのも随分と久し振りになってしまいました。
実際歩いたのは9/4のことなので遅ればせながらのレポです
尾瀬国立公園の一角にあるこの山、栃木から福島、単純に言えば隣接する県ですが
はっきり言ってここは遠いです。
高速使っても中途半端、あまり時間短縮にはなりません。
夜なら空いてるので下道使ってトロトロ向かいます。
登山口最寄の駐車スペース残り2台ってとこでギリギリ停めることが出来ました。
天気も良さげ。吹き抜ける風が心地良い。
明け方の標高900mの空気は秋の気配
気温も久々目にした20℃以下!
林道をわずかに歩いて登山道入口に到着。
さぁ、ここからはひたすら登ります。
ついいつもの癖でガツガツ登るところをセーブされつつ、これが結構なストレスとなるの
ですが仕方ありません。
じんわり汗ばむ程度の緩いペースでえっちらおっちら山頂を目指していきます。
樹木に覆われ視界は良くないのですが、ブナ林はいいですね♪

時折遮る物がなくなると気になるのが空模様。
なんだがいつしか雲優勢…。
風は極めて心地よいのですが向きによってはゴーッと唸るようにも聞こえなくもないような。
高度を上げていくうちにガスに覆われていくのがはっきりわかるようになってきました。
「燕に引き続きココでもか…??」
最近忘れていたが案外ガス女であった我が身を思い出し凹みだします
単調な道にも些か飽き出してくる始末。
飽きるとは一体何様ですかね私!!

木道が現れ雰囲気が変わるのですが視界不良でほとんど見えません。

「何を楽しめばいいんでしょうね~」
被写体もないから写真も撮れませんし。
ぼんやり先を歩く人の姿を確認するとか、足元ばかり見てます。
そうこうするうち『駒の小屋』に到着。
玄関や自炊室やらを覗いて小休憩。
変わらぬガスっぷりだがとりあえず山頂へ行ってみます。
木道が濡れていて滑る為少々慎重に、上がりきるとドデカイ山頂碑がお出迎え。

アハッ!ご立派。
しかし山頂が狭い。そしてガスのせいもあるが木々で見晴らし悪そう。
簡単に撮影して歩きだしてはみたもののすぐに立ち止まり中門岳へ行くか行くまいかの
検討会。駄目もとで行ってみることにしました。

足元のお花を見ながら歩を進めてみます。案外楽しかったりするものです。
小屋前に比べて花が多いので良い気晴らしになってくれました。

数十分歩いて本日の最終目的地「中門岳」に到着。

大きな池糖が目の前に。またしても山頂(正確には山頂とは言いません)が狭い…。
ベンチがわずかに3台、池糖の周りに座ってという雰囲気でもないです。
ちょうど先客パーティーさんと入れ違いでベンチ1台確保。
が、ここで昼食は気が引けるなーという感じがしてならないのですが気にしていられない
のでいただいてしまいました

花火で有名な秋田は大曲からいらっしゃったというおじちゃんパーティー6名もこの天候に
負けて小屋で宴会するべーと引き上げていきました。
東北弁は私にもわがんね~。でも耳に心地よい話口調でけっこう好きでしたよ。

来た道を引き返すうちに天候がにわかに回復!晴れ間がお目見えです

偶然にも同じカットで撮影していたのでbefore⇒after

やはり青空と緑の饗宴、これに尽きますよね~。
目の前一面に広がる大パノラマにしばし足を止め、撮影も俄然やる気モードに切り替ります。
ちなみに今回はコンデジでしたが…。


鉛色の池糖をみているよりやはりこちらでしょう!
青空が映り込みなんともいえない美しさで私の目を楽しませてくれます。

しかしすごいシンメトリー具合です

朝はギュッと蕾を閉じていたリンドウ達もこのころには開花してくれて


更に森の可愛い住人さんにもお会いできちゃいました

間違いでなければヒメネズミだと思われます。
持っていた行動食のシリアルビスケット食べてくれました
愛らしい姿を見せてくれてありがとうね♪

意外にも東北の山は初めてだった私。
温泉で汗を流した後はやはり名物をいただきたいですよね!
ましてや時間をかけてせっかくここまで来たのですから。

桧枝岐村の名物「裁ちそば」そしてそば粉ともち米粉でつくった「はっとう」
どちらも美味しい~
特に食後にいただいた「はっとう」これすごい好みです。
家でも作れそうなので今度作ってみることにします



関連記事